雨は頬を濡らすけれど
何も残らない
言霊
清算
蝉は鳴いていた
それにまつわる噂
無言
確かに確実に
この中の誰かが
私は行けない
暗闇に目が慣れた頃
悲しい過去
消えゆく灯
思い出の小箱
曇り窓
1人
葛藤の中で
曇り空を抜ける為
思い出に囚われて
おしまい